情報機器の操作画面のように動作原理や構造が一目瞭然でわからないブラックボックス化されたシステムでは,ユーザはメンタルモデル(操作を理解するための心的なモデル)を適切に構築して操作する必要があり,誰にとってもわかりやすいデザインを実現するためにはメンタルモデルの観点を考慮すべきである.そのためにはユーザのメンタルモデル構築の特性について理解する必要がある.これまでの研究では,ユーザが情報機器の画面を操作する際のメンタルモデル構築過程,メンタルモデル構築に必要な要因,メンタルモデル構築に寄与するユーザ特性等について調査し,これらを明らかにした.
Doi, T. (2021) Effects of Asymmetry between Design Models and User Models on Subjective Comprehension of User Interface, Symmetry, 13(5), 795. 
Doi, T. (2019) Mental model formation in users with high and low comprehension of a graphical user interface, Journal of Human Ergology, 48(1), 9-24.
土井俊央, 冨永彩容子, 山岡俊樹, 西崎友規子. (2012) 操作時のメンタルモデル構築要素についての一考察, デザイン学研究, 58(5), 53-62.
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