スーパーマーケットの生鮮部門バックヤードの生産性向上のために人間工学に基づいた従業員参加型の改善活動として,(1)設置したビデオデータと現場での行動観察,(2)従業員へのアンケートと半構造化インタビュー,(3)従業員の作業動線の分析,を行い現状の問題点を抽出した.そして従業員の方々と話し合いながら,作業場のレイアウト変更などいくつかの作業改善を実施した.実施後に改善の評価を行ったところ,情報の共有化,コンセプトの明確化,コミュニケーションの密接化,カートや従業員の移動,バットの運搬,無駄な移動の削減,移動距離の削減などの点で改善が見られた.
土井俊央, 後藤祐樹, 山岡俊樹. (2016) ヒューマンデザインテクノロジーを活用したスーパーマーケット生鮮部門バックヤードの作業性向上のための作業改善, 人間生活工学, 17(1), 45-52.
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